高校入試は中学入学から始まっている!?
こんにちは!
SCアカデミー塾長の齋藤です(^^)
今回は、中学生の皆さんやその保護者の皆さんが
✅ 知らないと損をしてしまう
とっても大切なお話をしていこうと思います。
内申点が入試を有利にする?
内申点ということばは、おそらくほとんどの人が耳にしたことはあると思います。
ただ、内申点が
どう入試に反映されるのか?
というところまで詳しく知っている人は多くないと思います。
詳しい説明は後ほどしますが、簡単に説明すると内申点とは
✅ 貯金
のようなものです。
そもそも内申ってなに?
学期末や長期休業前に先生から「学習の記録」という冊子が返されると思います。
その学習の記録に記載されている科目毎の成績が「内申点」になり、高校入試の合否判定の資料になります。
そして、対象となる教科は
英語、数学、国語、理科、社会
音楽、美術、保健体育、技術・家庭
の9科目です。
それぞれの教科が学年ごとで5段階で評価されます。
ちょっと分かりにくいと思いますので、表にしてみます。
表のように3年間の積み重ねで得点化されます。
例えば中学1年生から3年生までずっとすべての評価が4だとします。
そうすると
・中学1年生:36点
・中学2年生:36点
・中学3年生:36点
➡合計:108点
となります。
ちなみに、定期テストの結果だけではなく、
☑学級活動
☑生徒会活動
☑学校行事での活動状況
☑取得した資格
☑部活動
なども評価の対象になりますよ。
内申点が貯金という理由
ブログのはじめの方で「内申点は貯金」というお話をしましたが、ここでしっかりと理由を説明していこうと思います。
S高校の普通科は内申点と学力検査の得点比率が「3:7」です。
2人の志望者を例に考えていきます。
内申点108点のA子さんの場合
A子さんは、S高校を志望する中学3年生です。
A子さんの内申点は108点です。
S高校の内申点と学力検査の得点比率は3:7なので、試験時には内申点は300点に換算されます。
そのため、図のように内申点は240点になります。
内申点81点のB男くんの場合
B男くんもS高校を志望する中学3年生です。
B男くんの内申点はA子さんと違い、81点です。
A子さんと同じように内申点を300点換算してみます。
そうすると、図のように内申点は180点になります。
学力検査前の得点差が60点!?
上記の例のように、2人の得点差は60点です。
学力検査前にすでに60点もの差が開いています💦
では、B男くんが60点を挽回するにはどのくらい点数を取らなくてはならないかを見てみましょう。
学力検査は500点満点ですが、採点時には700点に換算されます。
つまり、学力検査時の得点が1.4倍になります。
そのため、60点を挽回するには、学力検査本番で
43点を取らなければいけない
ということになります。
具体的に43点はどれくらいかというと
数学では、大問1と2
英語では、大問1と3
国語では、大問2と3
・
・
・
というように、大問まるまる2つ分くらい得点を積み重ねなければなりません。
これって、かなり大変ですよね。
同じくらいの実力の生徒が集まっている中で、43点分の挽回はかなりキツい、、、。
試験を受けるのは2人だけではないので、実際に43点を挽回する必要があるかは状況によりますが^^;
内申点を貯金しよう
A子さんとB男くんの例で、以下に内申点を稼いでおくことが大切かを理解していただけたかと思います。
では、内申を貯金していくには具体的にどうすれば良いかをお話します。
それはずばり、、
✅ 定期テストの点数を取る
✅ 課題を期限までに提出する
✅ 授業態度を良くする
ことです!
これら3つに気をつけて学校生活をおくっていれば大丈夫です。
もちろん、校長先生に呼び出されたりするようなことをしないというのは大前提ですよ^^;
他にも多少ありますが、基本はこの3つを押さえてください。
とはいえ、決してこれが簡単ではないんですよね(泣)
ただ、気を付ける点がわかってしまえば、しっかりとこの3つに力を入れていくことができますね!
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は今までと違い、保護者様の要望が多かった「入試の制度」についてお話をさせていただきました。
では、いつもどおり要点をおさらいしていこうと思います。
今回覚えていただきたいポイントは
✅ 内申点は中1からの準備が大切
内申を上げるには、
✅ 定期テストの点数を取る
✅ 課題を期限までに提出する
✅ 授業態度を良くする
です!
まだ受験学年ではないから、、、
と安心するのではなく、今から受験学年に向けて準備をしていきましょう!
では、また次回のブログで(^_^)/