【高校受験版】逆転合格は非現実的!?

こんにちは!

SCアカデミー塾長の齋藤です(^^)

 

今回は受験に関するちょっとシリアスなお話をしていこうと思います。

 

ここ最近、

 

「逆転合格」とか

「たった3ヶ月で第一志望合格」

 

といった、一見「すごいな!」と思ってしまう体験談を目にしたり、耳にしたりことが多くなりましたよね。

 

こういった記事を見ると

 

「オレも頑張って逆転合格するぞ!」

「わたしにも逆転合格できそう!」

 

と思ってしまいがちです。

 

もちろん、やる気になることはとても素晴らしいことです!

 

でも、ちょっとだけ「逆転合格」の落とし穴についてお話をしてみようと思います。

(うざいなー、と思った方はそっと閉じてくださいね^^;)

 

 

短期で逆転はめちゃめちゃ難しい

 

いきなりやる気を削ぐようなことを言ってすいません^^;

 

でも、逆転をするということは既に

 

自分よりも勉強をしている人

 

を追い抜かなければなりません。

 

つまり、自分よりも勉強をしている人よりももっと勉強をして、テスト当日までにその人を追い抜かなければいけません。

 

また、短期といっても数日や数週間ではありません。

数ヶ月〜1年の間ずっと、自分よりも勉強をしている人以上に

 

継続して多くの勉強時間

 

を確保しなければなりません。

 

これには、かなりの覚悟と周囲のサポートが必要になります。

 

何人追い抜けばいいの?

 

大変ということはわかっても、

 

具体的にどれくらい大変なの?

 

と、あまりイメージが沸かなかった人も少なくないと思います。

 

 

ですので、昨年の新潟県の公立入試の受験者数と高校の偏差値から、具体的に短期でどれくらい追い抜けばいいのかをお話していきます。

 

偏差値ってなに?

 

短期でどれくらい追い抜けばいいのかを早く知りたい人は、この章をとばして次の「

偏差値50→60は◯人追い抜かないとダメ」に進んでください。

 

次の章で偏差値というワードが出てきますが、ここで偏差値について簡単に説明します。

 

偏差値とは、データの散らばり具合です。

受験の偏差値はざっくりいうと、

 

自分が全受験生の中でどの位置にいるのか?

真ん中からどれくらい離れているのか?

 

というこを表します。

 

偏差値が高ければ高いほど成績が良く、成績上位に位置しているということがわかります。

 

偏差値50→60は◯人追い抜かないとダメ

では、具体的に半年で偏差値50の人が偏差値60に上げるまでにどれくらいの人数を追い抜かなければいけないかを示していこうと思います。

 

昨年(令和3年)の新潟県公立入試の受験者数は約14000人です。

新潟県のHPより引用)

 

ということは、偏差値50はちょうど7000番になりますね。

 

偏差値60が上位15.8%なので約2200番。

 

つまり、偏差値50の人が偏差値60に上げるには、4800人もの人数を追い抜かなくてはなりません。

 

結構な人数ですよね。

 

しかも、受験の時期はみんな勉強をしているのでなかなか追い抜けません。

 

 

ただ、これで逆転合格をあきらめろ、というわけではありません。

 

しっかりと事実を受け止め、「それでも〇〇高校に絶対受かるんだ!」という強い意思を持って受験勉強を頑張って欲しいと思います。

 

最後に

 

今回はちょっと厳し目のお話をしました。

 

受験は早期対策が肝心です。

 

部活動を引退してから受験勉強に取り組むのでは、手遅れになることが少なくありません。

 

しっかりと余裕をもって受験対策を進めていってくださいね(^^)